宅配型トランクルームを徹底比較
宅配型トランクルームでは比較的に人気の高いサマリーポケットですが、インターネットの情報を見ていると、サマリーポケットの利用している方の中で「預けた荷物にカビが生えている」といった声も見られました。
このような口コミは本当なのでしょうか?また、サマリーポケットのカビ対策についても利用前に詳しく知っておきたいところですよね。
今回の記事では、実際にサマリーポケットを利用しているユーザーの声やカビが生えてしまう理由、預ける前にできるカビ対策などを詳しく紹介していきます。
事前に知っておき、対策することで大切な荷物にカビが生えてしまう可能性を減らすことができるでしょう。
一定の評判のあるサマリーポケットでもカビは発生するのか?
総括的に言えば、カビを100%抑制することは難しいという結論に至ります。
こちらはサマリーポケットに限った話しではありませんが、荷物を預ける際の保管状態や清潔度にもよるところなので、事前にカビが生えにくいように手入れしておくことが重要です。
また、サマリーポケットでは無酸素保管などカビが発生しにくい環境下で保管できるオプションサービスもあります。
大切な衣類や高級な着物、劣化させたくない書籍などはオプションサービスを利用するのも良いでしょう。
カビは、温度、湿度、栄養源といった以下の3つの条件が揃うと繁殖してしまいます。
通常、適切な換気や湿度の調整などを行うことで、カビの発生を抑えることができますが、これらを完全に防ぐことは難しいのが現実です。
料金 | ||
無酸素保管 | スタンダードレギュラー・ アパレル・ブックス | 440円/個 |
スタンダードラージ | 660円/個 | |
無酸素おしゃれ着保管 | スタンダード | 192円/点 |
※通常の保管料に加え1ヶ月あたり
サマリーポケットでは、運営会社である「寺田倉庫」が保管管理も一貫して全て行っており、徹底した空調管理でカビの発生しにくい保管環境を保持できるように管理しています。
そして、基本的にサマリーポケットの保管環境は、カビの発生しにくい湿度65%以下となるようにコントロールしています。
そこからさらに、専用機械を用いて預けた荷物を「無酸素状態(酸素濃度0.1%以下を達成)」で保管し、カビ、虫食い、黄ばみなどの劣化から荷物を守ってくれるのが「無酸素保管」です。
酸素がない状態では当然酸化は起こりにくいため、酸化に起因するシミや黄ばみの発生を防ぎ、酸素濃度0.1%以下では、カビの発生も抑制されます。
また、無酸素状態を14日間維持すると、虫は死滅するため、防虫効果も得ることが可能となります。
実際にサマリーポケットでカビは発生しているのか?実際のサマリーポケットの評判や口コミは?
サマリーポケットでカビが発生してしまっているのか、気になる人も少なくないでしょう。
こちらで、実際のユーザーの体験談を紹介していきます。
S○E風のモッズコート、サマリーポケットに預けたらカビ生えて返ってくるってどういうこと…? pic.twitter.com/FFGucK2RVK— yokkola41 よっこら (@foreverseries21) September 26, 2019
サマリーポケット、昨年はそんなことなかったんだけど厚手のコットン衣料にカビ生えまくって戻ってきた・・・— ロキスタン人 (@vitaone8) November 8, 2022
全てのユーザーではありませんが、実際にサマリーポケットを利用しているユーザーの中で、預けた衣類にカビが生えてしまった方もいるようです。
サマリーポケットに限らず宅配型トランクルームサービスでは、衣類に湿り気などがある状態で梱包したりするとカビの発生は防げないことから、基本的にカビの発生は保証外となっております。
しかし、SNSに投稿した方の中にはサマリーポケット公式からメッセージが来た人もいますので、クリーニングサービスや無酸素保管などのオプションサービスを利用したにも関わらずカビが発生してしまった場合には、一度公式サイトに問い合わせてみましょう。
サマリーポケット以外の宅配型トランクルームサービスでも、実際にカビが生えてしまっているのか見ていきましょう。
マイストレージでカビが生えてしまったという口コミは見られませんでした。
マイストレージを運営する大手電鉄系のグループ企業である、東武デリバリー株式会社は、官公庁や一般企業から預かった品物を長年保管してきた、いわば倉庫保管のプロになります。
また、運営会社が保管管理も全て同じ会社で一括管理しており、返送先の住所を見て運営も保管も同じであると分かります。
預ける際の荷物の状態が悪い場合には、カビが発生してしまうこともあるかもしれませんが、運営企業の実績から見ても、サービスのクオリティが高いことは間違いありません。
さらに、倉庫の所在地は公表していないなど、セキュリティの観点から見ても管理体制の水準が非常に高いことが分かります。
昨夏のカビ地獄を考え、とにかくカビ対策を重視でどっかのストレージサービス使いたいけど、某ポケットちょっと怪しいな…倉庫同じだけどまだminikuraの方が安全かな? とにかくカラッカラに除湿してるところで保管して欲しい — コブシメ (@msls108) April 17, 2022
ミニクラでもカビの発生を懸念しているユーザーはいましたが、実際にカビが発生してしまった口コミは見られませんでした。
ご検討ありがとうございます。なかなか自己保管は難しいですよね。minikuraでは温湿度の管理を徹底しておりますので、ご安心ください。— MINIKURA(ミニクラ) (@_minikura) April 19, 2022
また、ミニクラ公式からも「温湿度の管理を徹底しているので安心してください」との回答が寄せられていました。
冬のコートとセーターをカラエトさんに送った。ダンボールも届けてくれるし回収もしてくれるし便利で家もスッキリ😀#かたづけ#カラエト#断捨離 pic.twitter.com/Fq0tivibGt— nakasemika (@nakasemika) March 14, 2022
カラエトを利用している方の口コミは一定数ありましたが、実際にカビが生えてしまったという口コミは見られませんでした。
カラエトでは非常用発電機の設置など災害時にも強く、24時間365日、常に温度・湿度を管理し、カビの発生が困難な環境を保持してます。
AZUKELでもカビの発生に関する口コミは見られませんでした。
また、保管環境は、日本工業規格の規定に即して、外気温を超えない温度湿度に保持されているとのことです。つまり、基本的にAZUKELでの保管環境は常温5~35℃、常湿40~70%の範囲と考えておきましょう。
サマリーポケットと比較して実際のユーザー数に違いはあると思いますが、今回の調査では他サービスでのカビが発生したという口コミは見られませんでした。
宅配型トランクルームのサマリーポケットに預ける際のカビ対策やサマリーポケットの評判を集めました
カビの発生を防ぐためにも、サマリーポケットに預ける前に個人でカビ対策をしておくことも重要です。
そのためには事前にサマリーポケットの評判を読んでおくと良いでしょう。
こちらで事前にできるカビ対策について詳しく紹介していきます。
サマリーポケットを利用する際のカビ対策として、衣類や布団などを清潔にしてから預けることが重要です。
衣類が汚れたまま、または生乾きのまま保管すると、カビが発生するリスクが高まります。
同様に、布団も汗や汚れたまま保管すると、カビが繁殖しやすくなります。したがって、サマリーポケットに預ける前に、衣類や布団をきちんと洗濯して清潔にしましょう。
これによって、カビの発生を予防できます。
湿気を帯びている状態で箱詰めしてしまうとカビが発生してしまう可能性が高くなります。荷物を預ける前にはしっかりと乾燥させてから、箱詰めするようにしましょう。
どれくらい乾燥させれば良いか分からない方は、サマリーポケットのクリーニングサービスを利用することでもカビの発生を抑制することができます。
衣類や布団など、袋に入れてから箱詰めすることも効果的です。
ただし、湿気のある状態で袋に入れておくとカビの発生を助長することにもなりかねないので注意しておきましょう。
袋の中に、防カビ剤や除湿剤を入れておくのも良いでしょう。
段ボールへ除湿剤を入れる方法も非常に効果的とされています。
また、除湿剤にはいくつか種類がありますが、シート型の除湿剤がカンタンでおすすめです。
荷物を入れる前に段ボールの底へ除湿剤を 敷くのも良いでしょう。
本や雑誌など衣類以外の荷物は、ホコリや汚れをしっかりと落としてから預けるようにしましょう。
実は、カビが生える原因はホコリにもあります。
また、清掃後は空気に触れないように、袋に入れて箱詰めしておくのも効果的です。
このような対策を実際に実践している方は、保管している荷物にカビが生えてしまったということはほぼないようです。
大切な荷物を守るためにも、サマリーポケットなど宅配型トランクルームサービスを利用する際には、個人でできるカビ対策も行っておきましょう。