マイストレージの保管環境は？カビの心配や預けられるアイテムも解説

インターネットの口コミでは、サマリーポケットのような宅配型トランクルームサービスを利用している方の中に「預けた荷物にカビが生えていた」という人が一定数見受けられます。

もちろん箱の中の状況などにもよるところですが、このような情報は本当なのでしょうか。

今回の記事では、代表的な宅配型トランクルームサービスであるマイストレージの口コミや倉庫の環境などを徹底的に調査します。

また、カビが生えてしまう原因などを事前に知っておくことで大切な荷物にカビが生えてしまうといったトラブルも少なくなるでしょう。

サマリーポケットとは違い、マイストレージでカビは発生するのか？

今回、TwitterやInstagramといったSNS、その他評判まとめサイトなど、徹底的に調査しましたが、マイストレージを利用していてカビが生えてしまったという口コミは見当たりませんでした。

その他の口コミは見受けられたので、マイストレージの保管環境が高いということがわかりました。

宅配型トランクルームのカビはなぜ発生する？

ここで改めて、カビが発生する原因を見ておきましょう。

カビは、以下の条件が揃うと増殖するとされてしまいます。

通常、適切な換気や湿度の調整などにより、カビの発生を抑制できるとされていますが、現実的に素人がこれらを完全に阻止するのは難しいとも言われています。

宅配型トランクルームではクリーニングをしても保管環境によってはカビは生える

カビを防ぐためには、梱包前の衣類の状態や、段ボール内の状態を整えておくことが大切です。あらかじめクリーニングに出し、風通しの良いところで乾燥させてから梱包しておきましょう。

また、段ボール内に除湿剤を同梱したり、クリーニングオプションを付けたりするのもおすすめです。

ただし、宅配型トランクルームのクリーニングサービスを受けておけば、絶対にカビは生えないのかというと、そうではありません。

箱内の状態が悪かったり、保管プランを間違えると、カビが発生してしまう可能性もあるので、注意しておきましょう。

サマリーポケットとは違ったマイストレージの倉庫環境を徹底解説

宅配型トランクルームを利用する際、大切な荷物を管理してもらう倉庫の状態が気になるという方も少なくないでしょう。

こちらでは、マイストレージの倉庫の環境について詳しく紹介します。

マイストレージは空調機自動制御システムで管理されている

マイストレージの倉庫内は、空調機自動制御システムにより常に保管に適した低温度・低湿度が保たれています。

（保管環境:温度22℃±2℃、湿度50%±5%）

これによって、カビの発生を抑え、大切な荷物も安心して預けることが可能です。

マイストレージはセキュリティ体制も管理されている

マイストレージは、倉庫のセキュリティ対策でも高い水準を保っています。公式サイトによると、倉庫への入退室はICカードシステムによって管理されており、許可無く部外者が立ち入ることはできなくなっているとのことです。

また、保管システムの操作は、静脈認証で本人確認を行った専任スタッフのみが行っています。

さらに、倉庫は高性能監視カメラ装置によって24時間体制で監視録画されており、防犯対策も行われています。

マイストレージは耐震・耐火設備が整っている

マイストレージの荷物を保管している倉庫は、堅牢な耐震・耐火建築となっており、耐震・耐火にも十分に配慮されています。

また、倉庫には耐火扉だけでなく、ハロンガス・窒素ガスをベースにした消火設備も備えて付けられており、使用される消化剤は放射後に汚損を残さないことから、図書や絵画などの美術品等の火災にも適応するといわれています。

マイストレージは保管が難しいアイテムも預けることが可能

マイストレージでは、個人での保管が難しい以下のようなアイテムも安心して預けることが可能です。

マイストレージではレコードが預けられる

レコードは再び注目されており、収集している音楽愛好家の方も増えています。

中には、部屋に収まりきらない数のレコードを所有している人もいるでしょう。

しかし、レコードは保管が難しいメディアの一つです。レコード盤を傷つけないようには細心の注意が必要であり、また、樹脂製の性質から熱や温度の変化に弱いため、急激な温度変動がある場所での保管はお勧めできません。

さらに、紙製のレコードジャケットは湿気に敏感で、カビが生えやすい素材でもあります。

その点、マイストレージの倉庫なら、温度を20℃前後に保つ環境が保たれているので、レコードの保管にも適しています。

特にEP盤やドーナツ盤は、ラージボックスやレギュラーボックスに立てて収納できるため、梱包もしやすく利便性も高いと言えるでしょう。

なお、レコードを預ける前には可能な限りホコリを取ってから段ボールに入れることをおすすめします。

マイストレージはカセットテープ・ビデオテープが預けられる

カセットテープやビデオテープには磁気テープが使用されており、この磁気テープは高温多湿や手垢などの影響を受けやすく、カビが生えやすいと言われています。

さらに、急激な温度変化にも弱く、テープが伸び縮みしたり、硬くなったりする劣化が発生します。

涼しく乾燥している場所がカセットテープの理想的な保管環境とされているので、マイストレージはテープの保管にも適していると言えるでしょう。

マイストレージはCD・ブルーレイなどディスク類が預けられる

ブルーレイ、DVD、DVD-R、CD、CD-Rなどのディスク類は、1つ1つはスペースを取りませんが、増えてくると収納に悩むことも少なくないでしょう。

また、数が多いと思った以上に重く、取り扱いが難しいこともあります。しかし、大切なコレクションの場合は品質を損なわずに保存したいものです。

ディスクの記録層（光沢のある側面）は直射日光に弱い性質を持っており、長時間直射日光にさらすと再生できなくなる可能性やデータの消失が発生することがあります。

さらに、急激な温度変化や湿度にも弱いため、自宅内でも保管場所によっては劣化のリスクが存在します。

ディスク類を保管する際には、柔らかい布で汚れを拭き取り、元のケースに入れ、垂直に立てて、適切な環境下で保管しましょう。

マイストレージはネガフィルム、プリント写真が預けられる

昨今はデジタル管理がほとんどですが、フィルムやプリントアウトした写真などを大切に保管しておきたいという方も多いと思います。

ネガフィルムや写真も劣化のリスクが高い素材であり、特に高温多湿や紫外線から守る必要があります。

このように、マイストレージでは個人で保管の難しい荷物の保管にもおすすめします。

ただし、保管環境が良くても、箱内の状態が悪い場合には劣化のリスクは高くなってしまいます。

衣類はクリーニングした後しっかりと風を通し、衣類以外の荷物はしっかりとホコリや汚れを落としてから梱包しましょう。

マイストレージなら、保管料も安く、1年以上預ける場合は取り出し配送もかからないので、自分でクリーニングした後でも最終的に他のサービスよりもお得になる可能性も高いでしょう。

宅配型トランクルームのサマリーポケットとは違ってマイストレージを利用してカビは大丈夫？倉庫の環境や預け入れ可能なアイテムも紹介